建物探訪Vol.7|だんらんスタッフブログ|
2025.09.16
だんらん設計担当の野澤です。
今回は、地元に近い藤沢市善行の「グリーンハウス」を紹介します。
「グリーンハウス」は建物探訪Vol, 3で紹介した横浜元町公園内のエリスマン邸の
設計者、ハンガリー出身の建築家アントニン・レーモンドが設計を手掛けた、
1932(昭和3)年開場のゴルフ場「藤澤カントリー倶楽部」のクラブハウス
です。


レイモンドにしてはめずらしく、鉄筋コンクリート造で南欧風の建物は、現存する
日本最古のクラブハウスで、当時の皇族や著名人が交流する華麗な舞台となりまし
た。
しかし、ゴルフ場は太平洋戦争(第二次世界大戦)が激化し、開場から11年で
閉鎖されてしまいました。その後、周りは神奈川県の体育センターなどの施設に
なりましたが、クラブハウスだけが残り「グリーンハウス」の愛称で今も、90年
以上におよぶ息吹を伝えています。隣接の神奈川県立体育センターの老朽化と、2020年夏季オリンピックの東京開催の決定により、同敷地内にある「グリーンハウス」も歴史的に価値がある外観の保存と、体育センター機能を担う施設として2020年に改修されました。
3階部分は体育施設の展示室になっていて見学には事前に予約が必要ですが、2階のラウンジ部分は自由に入り休憩したり、談話することが出来ます。



次回また、新しい発見を探訪してご紹介したいと思います。
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