建物探訪Vol.6|だんらんスタッフブログ|
2025.04.01
だんらん設計担当の野澤です。
今回は犬山城を紹介いたします。
前回の名古屋城から、次の目的地の明治村(前々回に紹介)に向かう途中で、
その日に宿泊予定の犬山市にある犬山城に立ち寄って見学してきました。
こちらの城は前回の名古屋城と違って、外国人の観光客はほとんど見当たらなかったのが印象的でした。

1537年に築城された天守は現存する日本最古のもので、天守の最上階の望楼というところからの眺めは絶景といえるものでした。眼下の木曾川や犬山の城下町の古い町並みを眺めていると、江戸時代にタイムスリップしたような不思議な気持ちになりました。


天守は三重四階建て地下二階の望楼型という二階建ての入母屋構造の上に、二階建ての望楼(遠くを見渡すための物見やぐらの役割をする建物)という別の建物を載せたもので、地下二階の穴倉から梯子段のような急な階段を上がり、四階(望楼)にたどり着くころには膝がガクガクになりましたが、あとから増築された廻縁(まわりえん)からの眺めは、先程も触れたようにとても素晴らしいものでした。
地下の石積みから一変して、一階より太い骨組みの梁や柱が当時のままそこにあります、改めて日本の木造建築の素晴らしさを実感したひとときででありました。
次回までに、また新しい発見を探訪してご紹介したいと思います。