設計業務担当の野澤です。
前回は建物探訪シリーズとして、横浜三塔(キング、クィーン、ジャックの塔)をご紹介しました。
今回は横浜のエリスマン邸を予定しておりましたが、予定を変更して、先日参加させていただいた
名建築「百段階段」秋の見学会をご紹介します。
「百段階段」とは通称で、旧目黒雅叙園(現・ホテル雅叙園東京)3号館にあたり、
1 9 3 5年に建てられた建物で現存する唯一の木造建築です。
目黒駅中央口出て、NHKの「ブラタモリ」でも紹介された、行人坂(ぎょうにん)を目黒不動のほうへ下っていくと、今回の目的地のホテル雅叙園東京のメイン玄関が見えてきます。
玄関手前の左側斜面に沿って「百段階段」の建物は建っています。
昭和の竜宮城と呼ばれた当時の建物の特徴は、装飾の豪華さにあります。なかでも、「百段階段」は、その装飾の美しさから、2 0 0 9年3月に東京都の有形文化財に指定されています。
目黒駅から下り斜面沿って建てられた7部屋と99段の階段廊下が繋ぐ「百段階段」、階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、部屋の天井や欄間には当時の著名な画家たちが創り上げた美の世界が描かれています。
今回は、家内の友人のお義父さんのガイドで見学させていただきました。
約1時間ぐらいの行程でしたが、非常に有意義な見学でした。皆さんも機会があれば、
是非ご覧になってみてください。