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建物探訪Vol.4|だんらんスタッフブログ|

2024.07.23

だんらん設計業務担当の野澤です。

前回から引き続き建物探訪シリーズをご紹介したいと思います。


ゴールデンウィークが終わった、五月の下旬に愛知県の名古屋城から犬山城を周って明治村という
コースを探訪して来ました。

今回は、明治村より前回ご紹介した横浜のエリスマン邸の設計者であるアントニン・レーモンドの
師匠で、世界的に有名な建築家のフランク・ロイド・ライトが設計監理した、旧帝国ホテル(日比谷)
の正面玄関・ロビーなどを見て来ました。実は半世紀以上前に一度、卒業旅行で訪れたことがあるの
ですが、それ以来ということで大変なつかしく思いました。

明治村の目玉のような存在で移築された、旧帝国ホテルの正面玄関とロビーの細部のディテールを見
ていると、改めてライトの偉大さ、時を感じさせない圧倒的なスケール、本当に素晴らしかったです。
建築を志して見に来た時より、周りの景色などは五十年以上経って変わっていますが、建物自体は
以前のまま時間が止まっているようでした。ライトがデザインしたテラコッタのタイル、レンガ、
他調度品などすべてが今でも超一流のものであると感じられます。

ライトは建築途中で設計監理を解任されてしまいますが、巨匠が日本に遺した代表的作品であると
いうことは永遠に変わりません。
このほか明治村には歴史的建造物が多数移築されているので、興味のある方は一度は訪れてみてはい
かがでしょうか。次回に続きます・・・・・・

建物探訪シリーズVOl.3|だんらんスタッフブログ|

2024.04.02

だんらん設計業務担当の野澤です。

今回は前々回にご紹介した、建物探訪シリーズの第3弾として、横浜山手の元町公園内に移築された西洋館のひとつ、エリスマン邸をご紹介します。

東急みなとみらい線の終点、元町中華街駅の元町ロ改札出て、上りのエスカレーターかエレベーターで屋上階に上がると、アメリカ山公園に出ます。ここは夜になるとイルミネーションがとても綺麗です。公園を散策しながら外人墓地の横を通り抜けると、今回の目的地の元町公園にたどり着きます。この中に横浜の歴史的に貴重な西洋館が三棟ほど点在していて、その中にエリスマン邸があります。

世界的に有名な建築家、フランク・ロイド・ライトが1919年、日比谷の帝国ホテル建設のために来日した時に助手として連れてきたのが、この邸宅を設計した、チェコ出身のアントニン・レーモンドです。

スイス人貿易商フリッツ・エリスマンの自宅として、1925 年から26 年にかけて建設された住宅で、エリスマン氏が没後は度々所有者が変更になり、1982年マンション建設のため解体されましたが、横浜市が資材を買い取り、現在の元町公園内に移築復元したものです。

現在は公園の施設として無料で見学できるようになっていて、カフェや貸ホールとして利用されています。また、同公園内にはベーリックホールと山手2 3 4番館が一般公開されており、外人墓地や洋館群を散策すると一昔前の横浜の情緒が感じられます。興味がおありでしたら、一度散策してみてはいかがですか・・・・・次回も建物探訪シリーズをご紹介したいと思います。

名建築「百段階段」秋の見学会-建物探訪シリーズVol.2|-だんらんスタッフブログ-|

2023.11.30

設計業務担当の野澤です。

前回は建物探訪シリーズとして、横浜三塔(キング、クィーン、ジャックの塔)をご紹介しました。
今回は横浜のエリスマン邸を予定しておりましたが、予定を変更して、先日参加させていただいた
名建築「百段階段」秋の見学会をご紹介します。

「百段階段」とは通称で、旧目黒雅叙園(現・ホテル雅叙園東京)3号館にあたり、

1 9 3 5年に建てられた建物で現存する唯一の木造建築です。

目黒駅中央口出て、NHKの「ブラタモリ」でも紹介された、行人坂(ぎょうにん)を目黒不動のほうへ下っていくと、今回の目的地のホテル雅叙園東京のメイン玄関が見えてきます。

玄関手前の左側斜面に沿って「百段階段」の建物は建っています。

昭和の竜宮城と呼ばれた当時の建物の特徴は、装飾の豪華さにあります。なかでも、「百段階段」は、その装飾の美しさから、2 0 0 9年3月に東京都の有形文化財に指定されています。

目黒駅から下り斜面沿って建てられた7部屋と99段の階段廊下が繋ぐ「百段階段」、階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、部屋の天井や欄間には当時の著名な画家たちが創り上げた美の世界が描かれています。

今回は、家内の友人のお義父さんのガイドで見学させていただきました。
約1時間ぐらいの行程でしたが、非常に有意義な見学でした。皆さんも機会があれば、

是非ご覧になってみてください。

横浜三塔-建物探訪シリーズVol.1|-だんらんスタッフブログ-|

2023.07.20

ご無沙汰しております。設計担当の野澤です。
今年の前半は私事で色々ありまして、久々のブログになります。

コロナ禍になる以前に、家内とふたりで横浜を散歩しようということで、雑誌などを見ながら検索していたところ、ある雑誌に「横浜三塔」の記事が載っていて、興味をそそられたので、その界隈を散策してみようということになりました。

調べてみると「横浜三塔」というのは横浜港のシンボル的な建物で、旧県庁舎のキングの塔、横浜税関のクィーンの塔、開港記念会館のジャックの塔の三つの塔のことで、横浜に寄港した外国の船員たちが、その姿をトランプのカードになぞって、名付けた建物のことだそうです。

ウィキペディアによると、都市伝説ですが、この「横浜三塔」を同時に見ることが出来るスポット(県庁の正面、赤レンガ倉庫、大桟橋国際客船ターミナル)をすべて回ると願いが叶うという伝説があり、これを「横浜三塔物語」というそうです。一部見学できる建物もあるので、皆さんも一度散策してみてはいかがですか。ちなみに私たちはすべて回って、しっかり願い事をしてまいりました。

次回は元町公園にありますエリスマン邸をご紹介したいと思います。

( 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』神奈川県庁舎横浜税関横浜市開港記念会館 ,横浜三塔 )

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