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建物探訪シリーズ第2弾|だんらんスタッフブログ|

2024.04.02

だんらん設計業務担当の野澤です。

今回は前々回にご紹介した、建物探訪シリーズの第2弾として、横浜山手の元町公園内に移築された西洋館のひとつ、エリスマン邸をご紹介します。

東急みなとみらい線の終点、元町中華街駅の元町ロ改札出て、上りのエスカレーターかエレベーターで屋上階に上がると、アメリカ山公園に出ます。ここは夜になるとイルミネーションがとても綺麗です。公園を散策しながら外人墓地の横を通り抜けると、今回の目的地の元町公園にたどり着きます。この中に横浜の歴史的に貴重な西洋館が三棟ほど点在していて、その中にエリスマン邸があります。

世界的に有名な建築家、フランク・ロイド・ライトが1919年、日比谷の帝国ホテル建設のために来日した時に助手として連れてきたのが、この邸宅を設計した、チェコ出身のアントニン・レーモンドです。

スイス人貿易商フリッツ・エリスマンの自宅として、1925 年から26 年にかけて建設された住宅で、エリスマン氏が没後は度々所有者が変更になり、1982年マンション建設のため解体されましたが、横浜市が資材を買い取り、現在の元町公園内に移築復元したものです。

現在は公園の施設として無料で見学できるようになっていて、カフェや貸ホールとして利用されています。また、同公園内にはベーリックホールと山手2 3 4番館が一般公開されており、外人墓地や洋館群を散策すると一昔前の横浜の情緒が感じられます。興味がおありでしたら、一度散策してみてはいかがですか・・・・・次回も建物探訪シリーズをご紹介したいと思います。

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