外壁塗装の塗料の種類、寿命や適切な塗り直し時期とは?【前編】
2019.06.05
こんにちは、りふぉーむ工房だんらんです。
今回は当社のリフォームでも人気の外壁塗装についてです。外壁塗装の塗料の種類や寿命、適切な塗り直し時期など詳しくご紹介いたします!
外壁塗装の塗料の種類は様々
ひとえに外壁塗装と言っても、塗料の種類は様々。
金額はもちろん劣化に耐えうる年数、つまり耐用年数もかなり変わってきます。
また、耐用年数が長い塗料ほど高価格になる傾向があり、逆に耐用年数が短いほど低価格になる傾向があります。
低価格で耐用年数が短い塗料を何回も塗るべきか、高価格だけど耐用年数が長い塗料を塗った方がお得なのか…。今回のコラムではその疑問にもお答えいたします!
塗料の種類と耐用年数について
一番安価な外壁塗料・・・【アクリル系塗料】
アクリル系塗料は耐用年数が4〜7年と短く、さらに汚れやすい一面もありますが、その短所を補うほど外壁塗装用の塗料の中でも一番安価であるという特徴があります。
安定した耐久度の外壁塗料・・・【ウレタン系塗料】
ウレタン系塗料は耐用年数が6〜10年程度で、汚れや色あせにも弱くないコストパフォーマンスが高い塗料です。
最近は次にご紹介するシリコン系塗料が人気なので使われる頻度が少し減ってきましたが、それでもバランスに優れた塗料とされています。
現在一番主流となっている外壁塗料・・・【シリコン系塗料】
先程のウレタン系塗料よりも更にコストパフォーマンスに優れた現在主流となっている塗料、それがこのシリコン系塗料です。耐用年数は8〜15年で汚れ・色あせに強く、耐久性や施工性などのバランスが良いのも特徴です。
近年発売された新しい外壁塗料・・・【ラジカル系塗料】
2012年頃に発売された新しいタイプの塗料です。
酸素や紫外線、水などが塗料に接触することで発生する劣化因子「ラジカル」を抑える効果のある成分を配合した塗料で長期間塗膜の劣化を防ぐとされています。
耐用年数はシリコン系塗料と同様に8年から15年とされていますが、他の塗料と比べてまだまだ実績が少ないのが難点ですが今後伸びてきそうな塗料の一つでもあります。
汚れを浮かして落とす外壁塗料・・・【光触媒塗料】
光触媒塗料の光触媒とは、光を利用して化学反応を促進する仕組みのことで、酸化チタンという物質が化学変化を促し酸化チタンに光があたり酸素や水分と反応すると、有機有害物質を二酸化炭素と水に変化させ無害化します。つまり、この光触媒塗料を塗ることで、外壁が雨水の力でキレイになる、セルフクリーニング機能が備わるというになります。
耐用年数も10年〜17年前後と長くなっていますが、シリコン系塗料と比べて金額が約1.5倍ほどかかるという現実もあります。
耐久度は塗料のなかでトップクラス・・・【フッ素系塗料】
フッ素系塗料は高耐久力が自慢の塗料。防水・防カビ・防藻性に優れ、耐用年数は15年〜20年といわれています。その耐久力の高さから高層ビルやスカイツリー、大型商業施設などにも使われています。ただやはり金額がネックであり、さらに光沢があるのでマットな質感を好む方にはおすすめ出来ません。
熱を遮断する塗料・・・【遮熱系塗料】
その名の通り、熱を遮断する外壁塗料です。
環境保護の観点から自治体によっていは補助金が出る場合もあります。屋根がトタンやガルバニウム等の金属屋根であったり、ロフトがある場合などに有効です。夏場の部屋の温度が2~3℃室温が下がり15%の節電効果があるともされています。
以上が主だった外壁塗料の種類と耐用年数になります。
ちなみに上記の塗料の耐用年数の長い順にまとめると…
フッ素系塗料・遮熱系塗料>光触媒塗料>ラジカル系塗料・シリコン系塗料>ウレタン系塗料>アクリル系塗料 となります。
今回のコラムはここまで。次回は上記を踏まえた上で、耐用年数が短い安価な塗料か、高価だが耐用年数が長い塗料、どっちの方がお得なのかをご紹介します!
それでは!
外壁塗装の塗料の種類、寿命や適切な塗り直し時期とは?【後編】